2013年12月8日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/12/07)


 おはようございます。
 毎月恒例…というかこれだけしか更新していない状態の、電子書籍ストア配信数調査です。

配信数の推移

まず、はじめに、21社合計での配信数の推移です。

 今月、注目すべきは、Koboの動きです。
 Koboは、国内でのサービス開始は後発で他社より配信数の少ない状態からスタートしました。そして、この1年、後発の利も活かしてハイペースで追い上げてきました。
 それが、先月、ほぼ、他のストアに追いつき、そして、先月半ばからは、増加ペースも他社と同等になりました。
 11月の半ばに、急にグラフが曲がっています。

 また、10月にほぼ他ストア同等になったKindleも、増加ペースが緩やかに減り、11月の増加ペースは他ストアと同等になっています。
 いよいよ、Kindle、Koboの後発2ストアが先発ストアに追いついたようです。

 今年の1月のエントリーで、「単純な直線近似で7月から8月、伸びの鈍化を考慮しても来年1月には…」と書きましたが、おおむね、予想通りの時期に追いついたようです。

2013年11月9日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/11/09) & 1年前を振り返って


 こんばんは。
 毎月恒例、電子書籍の配信数調査の報告です。

 私が調査を始めてから、ちょうど、1年になりました。
 今回は、最後に1年前との状況比較も少し入れたいと思います。

配信数の推移

まず、はじめに、調査開始からの21社分の合計配信数の変化です。



2013年10月6日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/10/05)


 こんにちは。
 9月には、Kindle、Sonyなどから電子書籍端末の新製品のニュースも出てきて、新製品シーズンまっただ中です。
 Kindle上陸から、もうすぐ一年ということで、電子書籍を巡る環境も、だいぶ整ってきたのではないでしょうか。
 そんなわけで、今月の電子書籍配信状況調査です。
 

配信数推移

初めに、調査開始からの21出版社合計配信数の推移です。
 

 おおむね、どこのストアも順調に増やしてきています。
 KoboがGARAPAGOS STOREに、ほぼ追いついた形でしょうか。
 新機種の発売とともにストアを大幅に改装したReader Storeが、改装したタイミングで増加しています。
 

2013年9月8日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/09/07)

 こんにちは。
 毎月恒例の冊数調査です。

 実は、先月の冊数調査のエントリーに「匿名」さんからコメントをいただき、Booklive!の冊数でのデータを頂きました。
 ありがたいことです。
 ほんとうにありがとうございます。 >「匿名」さん

 ということで、今回から、Booklive!の冊数を含めて結果を出したいと思います。また、それに伴い、Booklive!・hontoのタイトル数は割愛します。

配信数推移



 まず、はじめに、配信数の推移です。

 新しく加わったオレンジ色の線がBooklive!のものです。数としては、ebookjapan、hontoの少し下、Reader Store、紀伊國屋などの上です。
 hontoは1話単位などの配信がある程度含まれていること、ebookjapanは漫画が強い分それ以外が弱いことも考慮すると、Booklive!が「国内最大級の品揃え」をうたっているのは伊達ではないという感じです。
 
 紀伊國屋は、8月初めの2週間、なぜか配信数が減りました。特定の出版社にかぎらず、複数の出版社で減少がありました。
 なにか配信対象・形式の整理があったのかもしれません。また、紀伊國屋は、この春のメンテナンス以降、検索システムが不安定で、検索するたびにヒット件数が変わったりします。今回もその影響かも知れません。

 Koboは、8月後半にペースが落ちたものの、GALAPAGOSの背中が見えるところまで来ています。配信数としては、先行ストアと差がなくなりつつあるようです。

 なお、年末年始は、どのストアも配信数の増加が鈍ったのですが、お盆は特にその様子はありませんでした。

2013年8月3日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/08/03)

 こんばんは。
 月に一度の電子書籍配信数調査です。

配信数推移

まず、調査開始以来の推移から。


 先月はじめにGALAPAGOS STOREに追いついたKindleですが、先月前半は少しペースを落としました。その後、ペースを戻しています。
 他のストアにもそのうち追いつきそうなペースです。

 ebookjapanは、先月、なぜか、双葉社が検索にヒットしなくなっていましたが、先月半ばに復活しています。

 不思議な動きをしているのがhontoです。
 先月は、冊数が減っています。
 減ったのは、角川書店、光文社、中央公論社、新潮社、祥伝社といった出版社。
 もともとの配信内容がわからないので、確認は取れませんが、販売手法の変更などがあったのかも知れません。

2013年7月7日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/07/06)

 おはようございます。

 毎月恒例としている(…というか、これぐらいしか更新されていない(汗))電子書籍配信状況調査です。
 ちょっと今回はいろいろ見てみました。

配信数推移


 まず、調査開始からの各ストアの推移から。

 先月は、Kindle、Kobo、Bookwalkerが大きく増加しました。
 前回の更新時に、「Koboは、月末になぜか増加する」と書いたのですが、今回は、月末の勢いのまま、月の前半を過ごしました。逆に、月末は息切れ気味。
 「月末に増加する」というのは、ただの偶然だったようです。

 他に特徴的な出来事としては、Kindleの配信数が、ほぼGALAPAGOS STOREに並びました。
 ここでの調査は、私が選んだ21出版社の合計であり、目安程度の数字ですが、それでも、Kindleの配信数が先行ストアに追いつきつつあるという証拠だと思います。
 少し意外だったのは、先行ストアに近づくにつれて、増加ペースが鈍ると予想していたのですが、調査開始からほぼ一直線で増加しており、ペースは鈍っていません。
 このまま増加して、配信数でも他ストアの追随を許さない状況になるのか。注目したいと思います。

2013年6月2日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/06/01)

 こんばんは。
  毎月恒例、電子書籍配信数調査の報告です。

調査開始からの推移

まず、昨年末からの推移です。

 3月、4月は、紀伊國屋での小学館コミックの配信開始、Bookwalkerでの角川グループ外出版社の配信開始がありました。それに対して、この1ヶ月間はどのストアも大きな動きはなく安定して増加させています。

2013年5月4日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/05/04)


 こんばんは。
 ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか。
 淡々と毎月恒例・配信数調査です。

増加数推移

まず、調査開始からの出版社21社合計配信数の推移から。


 前回の調査から続いていた紀伊國屋書店・ebookjapanの急激な増加は、4月半ばに一段落、両者とも、通常のペースに戻っています。ebookjapanは、今回の増加で、2位(?)グループから頭一つ抜け出した形。
 BookWalkerの増加は継続中。こちらについては、後で詳しく述べます。

 Reader Storeは、4月の頭にメンテナンスがあったのですが、メンテナンスからの復帰時に、一部出版社の配信数が減っています。
 配信タイトルの整理があったと思われますが、詳細は不明です。

2013年4月6日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/04/06)

  おはようございます。

 月に一度の定点観測です。
 この一ヶ月、電子書籍界隈も、いろいろなことがありました。ちょっとだけそれを踏まえつつ、配信数調査の結果を報告したいと思います。

配信数推移

まずは、調査開始からの21社配信数の推移から。

 

 先月の報告では、ebookjapanが、数の上で紀伊國屋書店に追いついたとお知らせしました。両者は、数週間併走した後、ebookjapanがスパートをかけて、一気に突き放しにかかりました。
 紀伊國屋も負けじとスパートをかけ、小学館コミックの配信を開始。大きく配信数が増加しています。
…って、別に、両者がはりあっているわけではないと思います。たまたま、この一ヶ月で大幅な動きがあったのがこの2社だったというだけで。

 ということで、今月一ヶ月で、配信数の面で、最も特徴的な出来事は、ebookjapanのさらなる配信増と、紀伊國屋書店での小学館コミック配信開始です。

2013年4月4日木曜日

電子書籍 出版社別 冊数調査 -新生BookPlace-

  こんばんは。

 新しい電子書籍ストアのサービスが始まったということで、とりいそぎ配信状況を調べてみました。

 東芝、電子書籍リーダー端末「BookPlace MONO」を発表 - ITmedia eBook USER

 東芝は、これまで、BookPlaceブランドでカラー液晶の電子書籍端末を販売しており、ストアとしては、Booklive!のシステムを用いたBookPlace powered by BookLive!を運営してきました。

 このたび、電子書籍の端末を発売し、ストアも自社運営に切り替えるということのようです。


 ということで、東芝自社運営の新ストアの配信数を確認してみました。


 左端が新BookPlaceです。
 他に、いくつか、比較用のストアを並べてあります。

 私が調査対象にしている出版社21社の合計で、15,634冊でした。
 調べているストアの中で、もっとも配信数が少ないKobo(※)でも、約30,000冊ありますので、ほぼダブルスコアで負けていることになります。(※:角川グループ専業に近いBookwalker除く)

 フォローになるかはわかりませんが、私が調査を始めた半年前のKoboは、約10,000冊と、今のBookPlaceよりも酷い状態でした。ですから、BookPlaceも、半年後には、それなりの配信数になっているかもしれません。

 BookPlaceの配信数が少ないのは、未配信の出版社が多いからです。
 その一方、配信されている出版社については、それなりの配信数を配信している点が特徴的です。
 双葉社・学研・PHP研究所・祥伝社については、最も多い他ストアと同等です。また、講談社・秋田書店は、紀伊國屋よりは少ないですが、Kobo、Kindleと同等の数を配信しています。ただし、小学館と白泉社は、他ストアに比べて明確に少ないです。

 このあたりの特徴は、環境が整備されてきてから参入した後発ストアのメリットを活かしている形でしょうか。

 私が調べた範囲内で、未配信の出版社は以下の通りです。

角川書店,光文社,集英社,ソフトバンククリエイティブ,中央公論新社,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,NHK出版,早川書房,筑摩書房,岩波書店,朝日新聞出版,エンターブレイン,少年画報社,協同出版,平凡社,新風舎,明治図書出版

以上。

2013年3月3日日曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/03/02)

 おはようございます。
 月に一度の配信数調査結果です。

配信数推移



 調査開始からの21出版社配信数の推移です。
 おおむね、これまで通りの傾向で、先行ストアはゆるやかに、後発組はある程度のペースで増えていっています。後発組でも、Koboより、Kindleの増加がめざましいでしょうか。

2013年2月24日日曜日

電子書籍ストア サービス期間 年表

 こんにちは。

 前回の更新から、だいぶ、間があいてしまいました。
 今回は、ちょっと気になって作ってみた図を一枚だけ。

 電子書籍配信サービスのサービス期間を年表にしてみました。
 誰かやってそうな気もするんですが、軽く探した範囲では見つけられなかったので、作って、ついでに、お裾分け。


2013年2月2日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/02/02)

 こんばんは。
 前回の報告から、1ヶ月立ちましたので、定期調査の結果を書きたいと思います。
 11月に調査開始してから3ヶ月が立ちました。そこで、今回は、各ストアの増加の傾向を見てみたいと思います。

現状把握


 まず、配信数の現状把握です。
 毎回出している積み上げ方式のグラフから。
 

 あまり変化がないので、「毎回出す意味があるのか」という気が、ぼちぼちしてきました。

2013年1月30日水曜日

電子書籍&紙書籍 出版点数③ ミクロ編 補遺 生データもあるでよ

 
 先週、更新した「電子書籍&紙書籍 出版点数② ミクロ編」については、非常に好評らしく、多くのアクセスをいただいています。
 どうやら、フォロワー数が10,000人を越える某先生のつぶやきで取り上げていただいたのが功を奏しているようです。
 曰く「まずい統計の例」だそうです。

 …うん、なんというか、ごめんなさい。m(__)m

 ということで、今回は、どういう意図で、ああいう処理をしたのかを、元データを見せつつ、 言い訳 説明したいと思います。
 あと、(上位だけですが)生データを出しますので、興味のある方は、各自、データをいじって、楽しんでいただけたらと思います。

なぜ「平均」を使ったのか


まず、そもそも、「誰のための調査か」というところからお話ししたいと思います。
 実際のところ、第一の目的は、自分の好奇心のためですので、「自分のため」です。

 しかし、公開する以上は、「誰のためのデータか」、すなわち、「どんな電子書籍ユーザー箆撓のデータか」を想定しています。

 では、私は、どのようなユーザーを想定しているか。
 私が想定しているユーザーは、 「一つのストアに決め、そこだけを使うユーザー」です。
 電子書籍が好きな人のなかには、一台のタブレットに、何種類ものストアのアプリを入れ、読みたい本に応じて各ストアから買う人もいるかと思います。かくいう私も、スマートフォンには5ストアのアプリが入っています。
 しかし、私が想定しているのは、そういったユーザーではありません。

2013年1月27日日曜日

電子書籍端末はNFCの夢を見るか

 
 今回は、調査ではなく、私の妄想を書き連ねてみたいと思います。
 調査を期待して、このブログを読まれている方には、ごめんなさい。

 私は、電子書籍専用端末として、Sony Readerを使っています。
 専用端末のメリットは、E-inkの読みやすさ、スマートフォンに比べて画面が大きい一方、タブレットなどに比べた軽量であること、(Readerだけですが)物理ボタンがあることによる片手での使用しやすさ、あと、他の機能がないことで、読書に集中できること…などが上げられます。

 ただ、そんな電子書籍端末が、昨今、調子が良くないという話が聞こえてきます。




 電子書籍端末の売上が落ち込んで、タブレットにシフトしているという話です。

 でも、個人的には、こういった現象は心配する必要はないと思っています。
 なぜなら、電子書籍市場は、端末ではなく、電子書籍コンテンツで商売しています。
 他の電機製品の場合、製品を売って商売をしているため、買い換えてもらえないと商売になりません。そのため、毎年、新製品を発売し、旧製品を陳腐化させてでも、製品売上を維持しなくてはいけません。そして、もし、売上が減ったら、それは一大事です。
 それに対して、電子書籍端末は、普及率が一定数あれば、電子書籍コンテンツの販売で儲けられるため、無理して、新製品を売る必要はありません。赤字で売っている場合もあるため、むしろ、買い換えずに、同じものを長く使ってもらった方が良いはずです。
 ということで、他の電化製品のように、必ずしも、売上に一喜一憂する必要はないはずです。見るべきは、売上ではなく、普及率です。
 

 その一方、みんながスマートフォンやタブレットで電子書籍を読むようになり、あまりにも、普及率が減りすぎると、専用端末を売る意義がなくなってしまうかもしれません。
 そうなると、便利な電子書籍端末が販売されなくなってしまいます。それは、私としては、非常に困ります。

 そのためには、魅力的な新製品が出る必要があります。
 とはいえ、スペックも横並びになり、次の新製品に載せるような技術も…と思って、いろいろ見ていたところ、おもしろいものを見つけました。

 というわけで、その「おもしろいもの」=NFCが、電子書籍端末に載ることで、何が起こるかを妄想してみました。

 もし、興味があったら、おつきあいいただけると幸いです。

2013年1月25日金曜日

電子書籍&紙書籍 出版点数② ミクロ編

※:ここで用いてるデータのより詳細なものが、「電子書籍&紙書籍 出版点数③ ミクロ編 補遺 生データもあるでよ」と題して、別のエントリーに上がっています。
  そちらもご覧ください。


 こんにちは。

 予告しましたとおり、紙書籍販売数を使って、電子書籍配信数を見るシリーズの2回目になります。
 前回は、紙書籍の販売数から、どのような出版社が電子書籍を出しているのかを見ました。
 今回は、個別の出版社について、どこが多いとかどこが少ないという話を見てみようと思います。

 ということで、前回と同じように、紙書籍の販売数(amazon.co.jpでの新品販売数)と電子書籍配信数を比較します。

出版社規模の割に電子書籍を出していない出版社


 …ということで、まずは、「紙書籍をたくさん販売しているのに、電子書籍をあまり配信していないのは出版社はどこか」を見てみようと思います。
 紙書籍販売数の多い出版社上位30社を順に並べてみます。



2013年1月19日土曜日

電子書籍&紙書籍 出版点数① マクロ編

 おはようございます。

 このブログでは、各ストアの比較に重点を置いて、電子書籍の配信状況を調査しています。

 そんなことをしているうちに、「出版社ごとの力の入れ方はどうなのだろう」ということが気になってきました。
 でも、それを見るためには、出版社の規模も含めて比較しなくてはいけません。それを無視して、「講談社は○万冊、××社は△百冊、××社はやる気がない」なんて言っても意味がないわけです。
 しかし、出版社の規模というのは、よくわかりません。株式を上場していない企業が多いので、売上ですら調べるのが困難だったりします。まして、それを、数十社、またはもっと多くの会社について調べるとなると…。
 そういった事情で、これまで、出版社比較を調べることは、ちょっと躊躇していました。

 そこをどうするか、いろいろ考えていたのですが、「現在、紙書籍をどれぐらい販売しているか」を調べれば、出版社の規模の目安になるのではないかと考えました。
 それなら、ネット書店で頑張って検索すれば、調べることが出来ます。

 …ということで、紙書籍の状況を確認して、電子書籍と比較してみました。
 今回は、市場全体を見て、出版社の規模による傾向について取り上げたいと思います。
 各出版社の個別の状況については、後日、「出版点数② ミクロ編」と題して書く予定です。

出版社規模と紙書籍販売数


 まず、はじめに、紙書籍の状況を確認します。
 このグラフをご覧ください。



2013年1月11日金曜日

電子書籍ストア比較 -ランキングに見るユーザー層-

 こんにちは。
 今年に入って2度目の更新です。

 年が明けて、心機一転しているところ申し訳ありませんが、去年を振り返って、去年のデータで遊んでみました。
 来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、去年のことを言うと何が笑うんでしょうか。


 各電子書籍ストアでは、1年間の書籍売り上げランキングを出しています。
 今回は、その売上ランキングを比較してみようと思います。


 そもそものきっかけは、Booklive!のランキング発表時のプレスリリース(リンク先PDF)に以下のような文章があったためです。
上位10 タイトルの中、ライトノベルが5 作品を占めており、近年のライトノベル人気と、現在のメインユーザであるスマートフォンユーザとのマッチングが顕著に現れました。

 Booklive!は、ライトノベルを読むユーザーが多いんだそうです。
 それなら、他ストアのランキングを見れば、他ストアのユーザー傾向もわかるんじゃないだろうか。…ということで、各ストアのランキングを比較してみました。

一般書

ということで、まずは、コミック以外(以下「一般書」)のランキングから。




2013年1月5日土曜日

電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2013/01/05) -&未来予想図-

 あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いします。

 2013年になりました。もし、2010年を「電子書籍元年」と呼ぶならば、今年は「電子書籍四年」ということになります。

 前回の「電子書籍元年」はソニーLiBRIeや松下Σbookが登場した2004年ですが、そのときの「電子書籍四年」2007年と、今の状況は雲泥の差ではないかと感じています。
 2007年年初には、Sony LiBRIeはすでにフェードアウト気味で、 この年の5月には生産が終了します。Σbookも、生産終了こそ翌年3月ですが、すでに存在感はありませんでした。
 実質的には「元年」だけで終わった過去の「電子書籍元年」と比べて、今回は、元年からの流れの中、電子書籍二年、電子書籍三年…と、確実に歩を進めてきているのが感じられます。
 これも、ひとつには、過去、数度の「電子書籍元年」を積み重ねて、 コンテンツの拡充が行われてきたためではないかと思います。

 さて、そんなわけで、電子書籍の現状を把握するために、1ヶ月に一度ペースでやっている定期調査です。
 が、今回は、2週間ほど前に「Koboの大量投入」と題して、報告をしました。なので、報告自体はほどほどに。ちょっとしたお遊びをつけてみました。

21社合計配信冊数の推移

  まずは、調査開始から2ヶ月間の21社合計配信数の推移から。