こんばんは。
年の瀬も迫ってきた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
電子書籍ストアの配信数調査の定期更新です。
配信数の推移
まず、初めに調査対象出版社合計での配信数推移です。
この1ヶ月も、多くのストアでは、一定のペースを保って増やしています。
hontoだけ、この1ヶ月で大幅に増やしています。正確には11月21日→11月28日の間で約3000冊が増えました。
この増加の理由はよく分かりません。ただ、実際の配信数の増加というより、配信形態や検索システムの変化によるもののように見えます。hontoは、セットの中の本も1冊とカウントされるなど、独特の検索ヒット数を出すことが多いためです。
hontoだけ、この1ヶ月で大幅に増やしています。正確には11月21日→11月28日の間で約3000冊が増えました。
この増加の理由はよく分かりません。ただ、実際の配信数の増加というより、配信形態や検索システムの変化によるもののように見えます。hontoは、セットの中の本も1冊とカウントされるなど、独特の検索ヒット数を出すことが多いためです。
増加数内訳
上でも言いましたように、hontoがこの1ヶ月で大きく増やしています。
増えたのは講談社、角川書店などです。
その他には、講談社、集英社がいつも通り多いほか、白泉社は全ストアで増加が目立っています。
今月は小学館の増加が少なめです。
これは、以前のエントリーでも述べましたが、小学館の増減には季節変動があるためのようです。
下のグラフのように、毎年、10月~翌1月は増加数が少なめのようです。
集英社配信数推移
集英社の配信数は、昨年4月にも見ました。その頃は、BookWalkerが配信を開始した直後でした。
当時は約8,000冊、現在は約14,000冊と、この1年半で約6,000冊と約1.75倍に配信数が増えています。
ただ、増加ペースは、昨年8月頃から少し鈍っています。既刊書籍の電子化が一通り終わり、新刊の配信が中心になったためだと考えられます。
ストアごとの違いとしては、紀伊國屋がわずかに少ないですが、これは検索システムの都合で、ほぼすべてのストアに同数を配信しています。
現状配信数
hontoは講談社の配信数が増加して、他社より数千冊多くなっています。
先ほども書きましたが、これが、実際の配信数を反映しているかは分かりません。
未配信出版社
各ストアでの未配信出版社の状況です。
【各ストア未配信出版社(2015/12/05現在)】
GALAPAGOS STORE:角川書店,富士見書房,アスキー・メディアワークス,エンターブレイン
Bookwalker:新潮社,岩波書店,幻冬舎
【配信開始分(2015/11/07→2015/12/05)】 なし
GALAPAGOS STOREでKADOKAWA系が配信されていないこと、BookWalkerに未配信のストアが残っている状況は変わっていません。
まとめ
- hontoの配信数が大幅増加。
理由は不明。 - 集英社は昨年夏頃から増加ペースが低下。
その時期に、既刊分の電子化が一段落したか。 - 未配信状況は変化なし。
【付記:調査方法】
【調査方法】
各ストアにおいて、出版社名で検索し、ヒットした件数を用いている。
なお、詳細検索で「出版社」による検索が行える場合はそれを用いた。
セーフサーチなどの設定はデフォルトのままにした。
Booklive!については、「匿名」さん(弊ブログコメント時の記名)によるデータを使っている。
【配信数調査対象(21社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版
【配信有無調査対象(34社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版,早川書房,筑摩書房,岩波書店,幻冬舎,朝日新聞出版,エンターブレイン,河出書房新社,東京創元社,扶桑社,二見書房,ハーレクイン,少年画報社,主婦の友社
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