みなさん、こんにちは。
毎月恒例の電子書籍の配信数調査です。
先月、ゴマブックスを見てみたら結構面白かったので、味を占めました。
では、まずは、
配信数の推移
GALAPAGOS STOREは、講談社のファイル形式入れ替えのため、一時的に配信ファイル数が減っていました。事前にちゃんと告知されていた動きです。
非常に目立っているのはBookwalkerの増加ですが、こちらは増加数内訳のところで触れます。
それ以外は、大勢に変化はなく、各社、順調に配信数を増やしています。
非常に目立っているのはBookwalkerの増加ですが、こちらは増加数内訳のところで触れます。
それ以外は、大勢に変化はなく、各社、順調に配信数を増やしています。
増加数内訳
続いて、増加数の内訳です。
非常に目立つのが、Bookwalkerでの集英社の配信大幅増加です。
先月初の時点で、集英社のコンテンツはコミック以外を中心に800冊ほど配信していました。そこから、2月18日にYJCレーベル、2月25日に女性コミックレーベル、3月4日にジャンプコミックと、3回にわけて配信を開始し、大幅増となっています。
現在の配信数は約7400冊と他ストアと同程度の数字になっています。
他に、紀伊國屋での光文社の増加もありました。2月初めには1,100冊程度だったのが3,000冊まで大幅増です。
講談社は相変わらず安定しています。小学館は、先月は少なめでしたが、今月は少しペースが増えたでしょうか。
そんなわけで、小学館のこれまでの配信数の推移を見てみたいと思います。
小学館配信数推移
調査開始以来の動きとしては、非常にむらっ気が強いというか、配信数の推移が激しい動きをしていました。
昨年夏からは比較的安定していますが、1月は小幅の増加、2月はそれを取り戻すかのように少し多めに増加しています。このまま配信ペースが上がっていくようにも見えますが…。
昨年3月末から4月初に紀伊國屋で増加しているのはコミック配信開始によるものです。
一方、昨年6月から8月にかけてのKoboでの増加は、特にプレスリリースなども出ておらず理由がハッキリしません。おもしろいのは、その増加以降、Kindle、Kobo、紀伊國屋の3ストアで、配信数が完全に同じ動きをしていることです。このタイミングで、配信体制の整備などがあったのかも知れません。
また、ebookjapan、honto、Reader Storeも、昨年10月以降は、上記3社と平行移動したかのようなグラフで推移しており、新規配信作品については、同一の配信体制で行われていることを伺わせます。
GALAPAGOS STOREだけは、何故か、一定のペースで増加し続けています。ここだけは、配信体制が旧来のままなのかも知れません。
また、Bookwalkerは、まだ、小学館ではライトノベルのみしか配信していないため少ないままです。
昨年夏からは比較的安定していますが、1月は小幅の増加、2月はそれを取り戻すかのように少し多めに増加しています。このまま配信ペースが上がっていくようにも見えますが…。
昨年3月末から4月初に紀伊國屋で増加しているのはコミック配信開始によるものです。
一方、昨年6月から8月にかけてのKoboでの増加は、特にプレスリリースなども出ておらず理由がハッキリしません。おもしろいのは、その増加以降、Kindle、Kobo、紀伊國屋の3ストアで、配信数が完全に同じ動きをしていることです。このタイミングで、配信体制の整備などがあったのかも知れません。
また、ebookjapan、honto、Reader Storeも、昨年10月以降は、上記3社と平行移動したかのようなグラフで推移しており、新規配信作品については、同一の配信体制で行われていることを伺わせます。
GALAPAGOS STOREだけは、何故か、一定のペースで増加し続けています。ここだけは、配信体制が旧来のままなのかも知れません。
また、Bookwalkerは、まだ、小学館ではライトノベルのみしか配信していないため少ないままです。
現状配信数
現状の配信数です。
Bookwalkerでの集英社の配信数は他ストアと同程度(少し少なめ)の7,435冊になりました。
同じく大幅増加した紀伊國屋での光文社は他ストアのトップクラスになりました。
未配信出版社
未配信出版社の状況です。
【各ストア未配信出版社(2014/03/08現在)】
GALAPAGOS STORE:角川書店,富士見書房,アスキー・メディアワークス,筑摩書房,エンターブレイン
ebookjapan:ゴマブックス,新潮社
Kindle:岩波書店
Kobo:岩波書店
Bookwalker:徳間書店,光文社,学研,新潮社,文藝春秋,白泉社,岩波書店,幻冬舎,二見書房,NHK出版(1)
BookLive:扶桑社(9)
【配信開始分(2014/02/08→2014/03/08)】
なし
2月は、未配信出版社の異動が皆無でした。
調査を始めて以来、初めてのことではないかと思います。
多くのストアでほぼ全ての書店を網羅し始めており、未配信出版社が殆どなくなってきているためだと思います。
未配信出版社が多いBookwalkerが、先月は集英社の配信増に力を注いだせいもあるかも知れません。来月以降は、また、配信出版社を増やすと思います。
残る注目点は、GALAPAGOSとKADOKAWAの関係、そして、岩波書店がKindle、Koboなどに参入でしょうか。
まとめ
- Bookwalkerは、集英社のコミックを大幅配信増。キャンペーンも。
3回にわけてプレスリリースを出してるから、リンクを貼るのが大変☆ - 小学館の増加数推移を見てみた。
配信体制の変更が数字から伺えたような気が…。 - 未配信出版社の異動が皆無。
岩波さん、どうするのかな…。
【付記:調査方法】
【調査方法】
各ストアにおいて、出版社名で検索し、ヒットした件数を用いている。
なお、詳細検索で「出版社」による検索が行える場合はそれを用いた。
セーフサーチなどの設定はデフォルトのままにした。
Booklive!については、「匿名」さん(弊ブログコメント時の記名)によるデータを使っている。
【配信数調査対象(21社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版
【配信有無調査対象(34社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版,早川書房,筑摩書房,岩波書店,幻冬舎,朝日新聞出版,エンターブレイン,河出書房新社,東京創元社,扶桑社,二見書房,ハーレクイン,少年画報社,主婦の友社
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