こんばんは、毎月恒例の配信数調査です。
今日は、もう一つ、別のネタもアップしました。
最初は、このエントリの前置きで書いていたのですが、長くなってしまったので分割。
ということで、配信数調査の結果です。
配信数の推移
…ということで、長い余談が終わったところで本題。
調査開始からの調査対象21社合計での配信数の推移です。
先月も、基本的には、一定のペースで上昇中。
Reader Storeで、一時的に数字の落ち込みがありますが、これは秋田書店などで一時的に配信が止まっていたようで、翌週には回復しています。こういうのはちゃんと告知して欲しいと思います。
Kindle、Koboといった後発組も、昨年11月に追いついてからは、ほぼそのままの順位を維持しています。
紀伊國屋が妙な動きをしていますが、検索システムが不安定で、検索するたびに数字が違ったりするので、その影響かも知れません。
先月も、基本的には、一定のペースで上昇中。
Reader Storeで、一時的に数字の落ち込みがありますが、これは秋田書店などで一時的に配信が止まっていたようで、翌週には回復しています。こういうのはちゃんと告知して欲しいと思います。
Kindle、Koboといった後発組も、昨年11月に追いついてからは、ほぼそのままの順位を維持しています。
紀伊國屋が妙な動きをしていますが、検索システムが不安定で、検索するたびに数字が違ったりするので、その影響かも知れません。
増加数内訳
増加数の内訳です。
GALAPAGOS STOREでメディアファクトリーが大幅に増加しましたが、もともとが少なめだったので、他のストアに追いついた情勢。
講談社はいつものようにコンスタントに増やしています。500件と、昨年後半からの多めの増加ペースを維持。
逆に、先月、増加が少なめにだったのが小学館でした。この半年ぐらいは配信増加数が高い水準だったので、先月は一息といった感じです。
他には、ゴマブックスの配信が増えています。
ゴマブックスについては、西田宗千佳氏のメルマガ「西田宗千佳のRandom Analysis」45号(有料部分)にも取り上げられていましたが、吉川英治「三国志」などの著作権切れの作品やスピーチなどを多く投入してきています。たとえば、Reader Storeでの配信作品は、こんな感じです。
以下に、調査開始からのゴマブックスの配信数の推移を示します。
GALAPAGOS STOREでメディアファクトリーが大幅に増加しましたが、もともとが少なめだったので、他のストアに追いついた情勢。
講談社はいつものようにコンスタントに増やしています。500件と、昨年後半からの多めの増加ペースを維持。
逆に、先月、増加が少なめにだったのが小学館でした。この半年ぐらいは配信増加数が高い水準だったので、先月は一息といった感じです。
他には、ゴマブックスの配信が増えています。
ゴマブックスについては、西田宗千佳氏のメルマガ「西田宗千佳のRandom Analysis」45号(有料部分)にも取り上げられていましたが、吉川英治「三国志」などの著作権切れの作品やスピーチなどを多く投入してきています。たとえば、Reader Storeでの配信作品は、こんな感じです。
以下に、調査開始からのゴマブックスの配信数の推移を示します。
Kindle、Koboの後発2社に対しては、サービス開始時から一定数を配信しており、その後もコンスタントに配信数を増加させています。
面白いのは、先発組のストアで、Reader Store、GALAPAGOS STORE、紀伊國屋の3社に対しては、調査開始以来、約1500冊で一定でした。
それが、昨年秋からReader Storeで配信が増加し、今ではKindle、Koboを越える勢い。また、GALAPAGOS、紀伊國屋書店でも先月の半ばから配信が増加しはじめました。hontoについても増える予兆が見えています。
Kindle、Koboの後発2ストアと共に成長してきた、または、epub形式に親和性の高い2社に対して積極的に配信してきた様子が見て取れます。
面白いのは、先発組のストアで、Reader Store、GALAPAGOS STORE、紀伊國屋の3社に対しては、調査開始以来、約1500冊で一定でした。
それが、昨年秋からReader Storeで配信が増加し、今ではKindle、Koboを越える勢い。また、GALAPAGOS、紀伊國屋書店でも先月の半ばから配信が増加しはじめました。hontoについても増える予兆が見えています。
Kindle、Koboの後発2ストアと共に成長してきた、または、epub形式に親和性の高い2社に対して積極的に配信してきた様子が見て取れます。
現状配信数
現状の配信数です。
傾向は先月までとそれほど変わりません。
昨年8月に、「講談社、来年1月に1万7千冊の配信」という記事が出ていましたが、直接契約のあるebookjapanを除くと、hontoで16,700冊、他のストアでも16,000冊前後と、残念ながら及びませんでした。
未配信出版社
【各ストア未配信出版社(2014/02/08現在)】
GALAPAGOS STORE：角川書店,富士見書房,アスキー・メディアワークス,筑摩書房,エンターブレイン
ebookjapan：ゴマブックス,新潮社
Kindle：岩波書店
Kobo：岩波書店
Bookwalker：徳間書店,光文社,学研,新潮社,文藝春秋,白泉社,岩波書店,幻冬舎,二見書房,NHK出版(1)
BookLive：扶桑社(9)
【配信開始分(2014/01/04→2014/02/08)】未配信出版社の状況です。
Bookwalker：NHK出版(0→1)、ゴマブックス(5→49)
Booklive：筑摩書房(15→420))
一番大きな異動としては、Booklive!での筑摩書房本格配信開始があります。
Booklive!は、調査範囲内での未配信出版社はほぼ無くなり、全方位配信ストアの状況を固めつつあります。
上でも述べたゴマブックスがBookwalkerでも配信開始をしています。
まとめ
- ゴマブックスが最近は大幅増。
コンテンツの内容には賛否両論ありそう。 - 講談社、報道の17,000冊にはわずかに及ばず。
- Booklive!で筑摩書房配信開始。
【付記：調査方法】
【調査方法】
各ストアにおいて、出版社名で検索し、ヒットした件数を用いている。
なお、詳細検索で「出版社」による検索が行える場合はそれを用いた。
セーフサーチなどの設定はデフォルトのままにした。
Booklive!については、「匿名」さん(弊ブログコメント時の記名)によるデータを使っている。
【配信数調査対象(21社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版
【配信有無調査対象(34社)】
講談社,小学館,徳間書店,角川書店,秋田書店,光文社,集英社,双葉社,ソフトバンククリエイティブ,学研,中央公論社,PHP研究所,ゴマブックス,新潮社,富士見書房,メディアファクトリー,アスキー・メディアワークス,文藝春秋,祥伝社,白泉社,NHK出版,早川書房,筑摩書房,岩波書店,幻冬舎,朝日新聞出版,エンターブレイン,河出書房新社,東京創元社,扶桑社,二見書房,ハーレクイン,少年画報社,主婦の友社
0 件のコメント:
コメントを投稿