数日前に、電子書籍界隈に大きな(?)ニュースが飛び込んできました。
ソニーが電子書籍販売について、北米市場から撤退するというニュースです。
結構、話題になっているようですが、これ、ある意味では、そんなに大きなニュースじゃありません。
なぜなら、去年の秋にはもう決まっていたことであり、その前から、ある程度は予想できていたことだからです。
しかし、このとき、アメリカ市場では発売しなかったのです。そして、翌10月には、前機種PRS-T2の販売も停止され、ソニーは、北米の電子書籍端末販売からは撤退しました。
そのときは、「電子書籍コンテンツのスマートフォン/タブレット向け販売は継続する」という趣旨のリリースを出しています。
…ただ、専用端末なしに、どうやってKindle、Nook、Koboなど専用端末を持つ競合他社と伍して戦っていくのか、常識的に考えれば、無理な話です。
そして、数ヶ月後の今月7日、案の定、北米市場からの撤退が発表されました。
タイミング的には、おそらく、PRS-T3を出さなかった頃からKoboと交渉を始めていたのではないかと思われます。
おりしも、ソニーのPC事業の売却、テレビ事業の分社化というニュースの翌日というタイミングであり、大きく話題になりました。
結構、話題になっているようですが、これ、ある意味では、そんなに大きなニュースじゃありません。
なぜなら、去年の秋にはもう決まっていたことであり、その前から、ある程度は予想できていたことだからです。
昨年秋の電子書籍端末撤退
去年の9月、ソニーは、新製品PRS-T3(国内ではPRS-T3S)を出しました。しかし、このとき、アメリカ市場では発売しなかったのです。そして、翌10月には、前機種PRS-T2の販売も停止され、ソニーは、北米の電子書籍端末販売からは撤退しました。
そのときは、「電子書籍コンテンツのスマートフォン/タブレット向け販売は継続する」という趣旨のリリースを出しています。
…ただ、専用端末なしに、どうやってKindle、Nook、Koboなど専用端末を持つ競合他社と伍して戦っていくのか、常識的に考えれば、無理な話です。
そして、数ヶ月後の今月7日、案の定、北米市場からの撤退が発表されました。
タイミング的には、おそらく、PRS-T3を出さなかった頃からKoboと交渉を始めていたのではないかと思われます。
おりしも、ソニーのPC事業の売却、テレビ事業の分社化というニュースの翌日というタイミングであり、大きく話題になりました。